資格取得は本当にメリットがあるのか?そんな疑問に答える、資格取得の実態調査の結果をご紹介します。
資格取得の課題 | 資格取得のメリット |
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費用の捻出 仕事の両立など、時間の確保 | 専門能力や知識の向上 対応できる仕事の範囲の広がり |
(この記事は、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「職業資格の取得とキャリア形成に関する調査」を元に作成しました。)
目次
資格取得の時期と課題
8,000名以上の職業資格保持者に調査した結果、資格取得の時期は
- 働きながら資格を取得した人が6割弱
- 在学中が3割
- 仕事を辞めて、または求職活動をしながら取得した人が合わせて1割
という構成でした。(下図の通り)
資格取得に関する課題のうち、高い回答割合だったものを取得時期別にみると以下の通り。
- 働きながら資格を取得した人では「仕事との両立」が40.1%
- 在学中に取得した人は「費用の負担」が20.2%、「勉強や通学のための時間」が19.4%
- 仕事を辞めて取得に専念した人は「費用の負担」が26.6%
- 求職活動中に取得した人は「資格が実際に役立つかわからない」が21.7%
以上のことから、時間と費用の捻出が一番の課題であることがわかります。
また、資格取得は役に立つのかという不安を感じている現状も見えます。
資格取得への評価
上記のような課題がありながら、実際に資格を取得した後には、約3/4の方が資格取得に対して肯定的な評価をしています。(下図)
この調査によると、特に作業療法士、理学療法士、助産師などは7割が上図の「非常に良かった」と回答。医療分野全体でも、52.8%が「非常に良かった」と回答しています。
また、「非常に良かった」「どちらかというとプラスになった」と回答した方に資格を取得して最もよかったことを聞いたところ、
- 「専門能力や知識が向上したこと」(38.5%)がトップ
- 次いで、「対応できる仕事の範囲が広がったこと」(19.4%)
という結果が得られました。
資格取得がきっかけになり、専門知識やスキルが向上したことが一番のメリットのようです。
資格取得の満足度は高い!
資格取得の課題 | 資格取得のメリット |
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費用の捻出 仕事の両立など、時間の確保 | 専門能力や知識の向上 対応できる仕事の範囲の広がり |
この調査では、費用面や勉強時間などの課題はありながらも資格取得をしている方の満足度は高いことがわかりました。
資格取得は大変な部分もありますが、取得を目指して頑張りましょう!
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