ITパスポートとは?資格の取得方法,仕事,給料など徹底解説

ITパスポート

ITパスポート

学習期間:4ヶ月

資格の概要

現代のビジネスシーンには必要不可欠なITに関する基礎知識を証明する経済産業省認定の国家資格です。

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目次

ITパスポートとは

ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につきます。

引用:情報処理推進機構

ITパスポートを取る方法

受験資格は特になく、年齢制限もないため、どなたでも受験できます。

受験者はCBT方式でコンピューターに表示された試験問題に対してマウスやキーボードを用いて解答します。

総合評価点が1,000点中600点以上かつ、各分野別評価点もそれぞれ300点以上を獲得すると合格となります。

ITパスポートの難易度・評価

「ITパスポート」は合格率が約55.5%と国家資格としては非常に高い水準を持っています。初級システムアドミニストレータと入れ替わって始まった資格で、情報処理技術者試験の中でも登竜門のような存在です。

初級システムアドミニストレータの合格率は約30%程度だったのに対し、ITパスポートの合格率は高くなっているので難易度が下がっているのが分かります。

試験範囲は広いですが、出題される問題はITの基礎知識に関する内容なので合格率が高くなっています。また、四肢択一式のため単語の意味さえ覚えておけば正解できる点も合格率をあげる要因の一つです。

ITパスポートを取得しておけば、IT業界で働けるわけではありませんが、特に新卒の方であれば先方の企業から「ITの知識」があると、アピールポイントの一つになります。

ITパスポートの学習方法

ITパスポートでは、出題範囲の3分野それぞれが300点以上かつ、全体で600点以上の正答が合格基準となっています。

出題範囲は「ストラテジ系(経営全般)」「マネジメント系(IT管理)」「テクノロジ系(IT技術)」から出題されます。

出題される問題は、ITに関する基礎知識だけなので、参考書を覚えたり過去問題を何度も繰り返し解くと合格率アップに繋がります。

通信学習では、実際の試験と同様にCBT方式の模擬試験が受けられるので、試験本番のシュミレーションとして学習できるメリットもあります。テキストも出題傾向から分析された内容がまとめられているテキストが手に入るのでIT初心者におすすめです。

費用・時間面で問題のない方は通信講座も検討してください。

ITパスポートを取得するメリット

IT関連の基礎知識が身につく

昨今のビジネスシーンではIT関連の知識は必要不可欠です。
ITパスポートを取得すると、「企業活動」「経営戦略」「会計や法務」「IT管理・技術」など幅広い分野の知識を身につけられます。

また、パソコンの操作に関する知識だけではなく、ネットワーク・データベース・などの基礎知識が身につくと、社内、外部問わず円滑なコミュニケーションを進めるのに役立ちます。

ITを正しく利用する知識が身につく

ITパスポートでは、ITの活用方法だけではなく法令遵守に貢献する正しい知識が身につきます。現在のビジネスシーンではITの知識がなくてはならない存在ですが、正しく利用しなければ、機密情報の漏えいやウイルス感染などのリスクを負ってしまいます。

そのため、大手企業でもITの基礎知識がないことによって起こる法令違反を防ぐために、ITパスポートの取得を奨励しているところがあります。

ITパスポートの取得によって、企業コンプライアンス知識や著作権侵害、個人情報漏えい、ウイルス対策のキュリティなどのリスクが理解でき、ITを正しく利用する知識が身につきます。

就職や進学に役立つ

ITパスポートはITの基礎知識を兼ね備えているのをアピールできる国家資格です。
基礎知識のため、エンジニアに就職したい方にとっては物足りないですが、それでも面接や履歴書で自分の知識を証明できるアピールポイントの一つとなります。

最近では、新卒採用時のエントリーシートでITパスポートの合格やスコアを確認する企業が増えてきており、ITに関する基礎知識の重要性が認められています。
また、ITパスポートを取得している学生に対し、入学優遇措置や単位認定を行う大学もあり、就職だけではなく進学にも役立つ国家資格です。

ITパスポート保有者の仕事内容

ITパスポートはITに関する基礎知識を保有している証明となる資格なので、ITエンジニア向けではありませんが、ITパスポート保有者は様々な職種で活躍しています。

ITパスポートを保有していなくても、就職できる業種が多い傾向がありますが、それでもITパスポートを保有していない方と比べると給与面・就職面でも有利になっています。

昨今のビジネスシーンではITの知識は必須なので「事務職」「サポートスタッフ」「営業職」など、様々な職種で活躍できる国家資格です。

ITパスポートのやりがい

ITパスポートはIT技術者の登竜門となる資格ですが、取得によってIT技術にさらなる興味を持つ方もいます。
IT技術に興味を持つことによって、日々進化する新しいIT技術を学習したり、追いかけるのにやりがいを感じます。

また、ITパスポートを保有していると社内では「ITの知識」があるとして様々な仕事を任せられ、責任を感じ、やりがいを持つ方も少なくありません。

ITの適性があるのはこんな人

  • ITの基礎知識を学びたい新入社員の方
  • IT関連企業への就職を目指す方
  • ITスキルを強化したい管理職の方
  • IT関連企業へのキャリアアップを目指す方
  • パソコン初心者の方

ITパスポートの取得によってITの基礎知識が体格的に身につきます。そのため、情報化社会では必要不可欠な国家資格です。
これから就職活動をする方であれば、ITの基礎知識を持っている証明となるので就職活動では有利に働きます。

また、ITパスポートは「ストラテジ系(経営全般)「マネジメント系(IT管理)」の知識も身につくため、今までIT関係の仕事を若手に任せていた管理職の方にも役立ちます。

ITパスポート保有者の給料、年収

平均年収:450万円

【東京都内 IT企業A】
◎正社員
月収:210,000円~300,000、年収270万円以上
(賞与2回含)

【東京都内 講座講師A】
◎アルバイト
時給:3,000円〜5,000円

受験者の口コミ

通勤しながら学習できる!

2019年6月にITパスポート試験に合格することができました。仕事をしながらだったので、なかなか時間を取れずにいましたが、メジャーな国家資格ということもあってインターネット上に学習サイトがあり、通勤中にもスマホを使って学習できました。出題範囲は広いですが、専門的な知識ではないのでスキマ時間の学習でも十分に取得できる国家資格です。

ITの苦手意識がなくなりました。

今まではITと聞くだけで「難しそう」という印象があったのですが、ITパスポートを取得することで苦手意識を克服することができました。 ITパスポートという名前からするとパソコン関連の知識の資格というイメージでしたが、実際に勉強を始めると、経営や会計処理など、様々な知識が身についていきました。ITに関する知識はこれからのビジネスでも必要になるので、ITパスポートを取得しておいて良かったです。

就職に役立った!

大学生のときにIT系のゼミでITパスポートの取得を勧められたのがきっかけでした。最初はITと聞くとエンジニアが使う資格と思っていましたが、どの業界で働くのにもITの基礎知識は必要ということが分かりました。ITの知識がなかったので通信講座で学習を始めましたが、実際の学習期間は1ヶ月程度で合格できました。そして、ITパスポートを保有していることで就職活動中に面接官からITパスポートについてを聞かれ、話が広がりました。ITパスポートが就職活動のアピールポイントの一つになったと思います。

通信学習のおかげで一発合格

今まではITの知識とは無縁の仕事をしていましたが、勤務先でIT管理システムの導入に伴って資格の取得を考えました。ITの知識が全く心配だったので通信講座で学習をはじめました。通信講座では初心者目線で非常に分かりやすく一冊にまとめられていたので、IT初心者の私でもスムーズに学習を進められました。

過去問が重要

IT関連の企業に勤務していますが、IT関連の資格を持っていなかったのでITパスポートの学習をはじめました。普段からIT関連の業務を行っていたので単語の意味などはすぐに理解できました。なので、過去問を解きまくろうと思い、ひたすら過去問を解きました。過去問を解くことで出題される問題の傾向も分かり、効率的に勉強できました。ほぼ過去問を解くのに時間を費やしていただけなのに合格できたので、ITパスポートを取るなら過去問に重点を置くのがおすすめです!

ITパスポート受験当日の注意

  • 開始時間・実施会場の確認
  • 顔写真付き本人確認書類
  • 確認表の持参
  • 筆記用具を持参

ITパスポートはCBT方式の試験なので、筆記用具は必要ありませんがメモを取ったりする際に使える筆記用具を持参してください。また、確認表と有効期限内の顔写真付き本人確認書類がないと受験できなくなってしまうので忘れないようにしてください。

資格情報まとめ

資格・試験名 ITパスポート
主催団体 情報処理推進機構
試験区分 国家資格
試験日程 月に1~3回
受検料 5,700円
申込期間 3ヶ月前 ~ 6日前
試験会場 札幌、帯広、旭川、函館、北見、青森、盛岡、仙台、秋田、山形、郡山、水戸、つくば、宇都宮、前橋、新潟、長岡、埼玉、千葉、柏、東京、八王子、横浜、藤沢、厚木、長野、甲府、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜、四日市、富山、金沢、福井、滋賀、京都、大阪、奈良、神戸、姫路、和歌山、鳥取、松江、岡山、福山、広島、山口、徳島、高松、松山、高知、北九州、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇
試験ランク なし
受験資格 なし
合格率 約50%
出題形式 CBT(Computer Based Testing)方式
受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。
出題範囲

ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度

合否基準

総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点
ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

結果発表 経済産業大臣による合格者の決定後、合格者の受験番号を当サイトに掲載します。
合格発表の翌月、合格証書を簡易書留で郵送します(不合格者には、一切通知しません)。

ITパスポートの勉強ができる通信学習一覧

  資料請求 通信/通学 期間 料金
通信 4ヵ月
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ITパスポートが学べる学習サービスの詳細

問い合わせ先

情報処理推進機構(iパス)

電話番号:03-6204-2098

※資格や受験情報についての最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。

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