タブレットによるICT教育を推進する教育系団体が「単語帳メーカー」導入にいたった経緯
2019/10/11
2017年3月初旬に、とある教育機関様から導入を検討している旨のご連絡をいただきました。
連絡を取り合っていく中で、導入に向けていくつかハードルがあることがわかりました。
単語帳メーカーは学生さんや社会人、もしくは主婦の方や先生など 「個人向けの利用」 を想定してアプリを開発·リリースしています。
その為、今回団体様から導入を検討しているとお声掛けをいただいた時に、初めて「団体向けのためにプログラムが用意されている」ことや、それらの「団体·組織などに適した形がある」ことを知りました。
本記事では、「単語帳メーカー」を導入いただいた経緯とその対応についてご紹介します。
導入を検討されているご担当者様もぜひご参考にしてください。
ご担当者様が抱えていた課題
ご相談いただく中で具体的になった問題は、大きく分けると下記の 3点 でした。
- VPPではアプリ内課金が購入できない問題
- 予算的な問題
- 時間的な問題
VPPではアプリ内課金が購入できない問題
VPP では、登録済みのクレジットカードでアプリを購入することができますが、アプリ内課金には対応していません。
単語帳メーカーは無料で提供しているアプリですが、広告の非表示や音声読み上げなどのアプリ内課金でご購入いただく「有料オプション」があります。
教育機関で導入するにあたり、広告の非表示が必要という問題がありました。
※ VPP(Apple Volume Purchase Program)に関しては下記の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひご参考くださいますようお願いいたします。
予算的な問題
そして予算的な問題もありました。
導入を予定している端末数も膨大だったので、「広告の非表示オプション」を端末台数の通りに購入いただくと予算を超えてしまう可能性もありました。
この予算的な問題は、VPPで購入するとアプリの割引が適用されるということがわかり解決されました。
時間的な問題
3月 = 年度末ということもあり、新学期に向けて今月中に間に合わせないといけないという時間的な問題があることもわかりました。
私たちの対応
ご相談いただく中で浮き彫りになった問題に対して、解決に向けて対応していきました。
- 広告無しの有料版を作成しました
- 今月内にリリースさせる
広告無しの有料版を作成しました
お話をしていく中で「今回は広告の非表示機能だけで大丈夫」ということになったので、アプリ内課金をせずに最初から広告が非表示になっている、有料版の「単語帳メーカー(広告無し版)」をリリースすることにしました。
元々リリース済みの単語帳メーカーから広告無し版を作成できたために、素早く完了させることができました。
今月内にリリースさせる
さらに、作成した後に待っている「アプリの審査」という問題もありました。
Appleでは、新しいアプリやリリース済みアプリのアップデートの際に「アプリの審査」を実施します。
まれにこの審査で時間がかかってしまうことがあるため、3月中のリリースに間に合うかどうかを懸念していたのですが、スムーズにアプリの審査を通過することができました。
こうして、ご相談いただいてから約1週間ほどというスピードでご要望に沿った単語帳メーカーをリリースすることができました。
導入が出来ることになったのも、ご担当者様がご相談を頂き問題点を浮き彫りにできたこと、また導入にあたり、こちらからのご質問や確認等を迅速な対応を頂いたおかげです。
私たちとしても、公的な教育機関にアプリを導入頂けて大変嬉しく思っております。誠にありがとうございます。
また、今後も団体への導入をお手伝いしていきたいと考えています。
まずはお気軽にご相談ください
以上が、団体のご担当者様からご相談いただき、導入に至った経緯でした。
このように、私たちには導入いただくうえでのご担当者様の悩みが見えていません。
今回の事例のように、ご相談いただくことで何が問題になっているのかを理解することができます。
導入を検討されている団体の方はぜひ一度お気軽にご相談ください。
私たちはご担当者様の問題を一緒になって考え、柔軟に対応して解決していきます。
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