フラッシュカードを使った知育は「0歳の赤ちゃん」でもできる?正しい使い方と注意点
2021/05/04
知育学習は早期に始めるのが良いとされ、0歳からスタートされるご家庭も多くあります。
その中でもフラッシュカードでの学習は右脳を鍛える効果があると、さまざまな教育現場で採用されていますが、悪影響はないのか気になりますよね。
フラッシュカードでの学習は0歳の赤ちゃんでもでき、正しく取り入れる事で、お子さんの秘めた可能性を引き出すことや学習能力を高めることに繋がります。
今回はフラッシュカードの使い方のコツ・今人気の学びのツールをご紹介します!
目次
フラッシュカードとは
フラッシュカードとは、イラスト・文字などを書いたカードを次々にお子さんに見せ、正しい情報をインプットさせる方法です。
1枚1秒の目安で素早くカードをみせることで、処理速度の遅い左脳でなく、処理速度の速い右脳が優位にはたらきます。
右脳が活発化することで、イメージ・感性・記憶力を司る右脳が刺激され、お子さんの学習能力・創造性が高められます。
人間の脳は3歳までに大部分が形成されるので、右脳が優位な乳幼児期に取り入れたいところ。
フラッシュカードは、幼児教育だけでなく、学校、発達支援施設などさまざまな所で取り入れられています。
フラッシュカードの弊害
良いところだけでなく、悪影響があるのか気になりますね。
フラッシュカードがもらたす弊害について調べましたが、報告されている論文はありませんでした。
しかし、フラッシュカードでこんな影響が出来るのではないかと懸念される点がありました。
- 自主性がなくなる
- 感受性が乏しい子になる
フラッシュカードの特性上、お子さんが自ら学ぶというより、大人の都合で半ば強制的に学習する面があります。
そのため、与えられたもので学習する=自主性がなくなるのではないか、と心配されています。
またフラッシュカードでの学習は、主に視覚情報からなので、触れて、匂いをかいで五感で学ぶことができない点が気にされています。
この解決策としては、お子さんに無理強いをさせない、フラッシュカードだけでなく日常生活や遊びの場面での学びを取り入れることが大切です。
0歳からフラッシュカードで学習するメリット
幼児教育はある程度大きくなってから、と構えていると後悔します。
大きくなるにつれ子供の自我がうまれ、「やりたくない」「アニメ見たい」「いや!」と学習を拒否することが多くなるからです。
そのため右脳が優位にはたらき、吸収力の良い0歳からスタートすることをおすすめします。
0歳からフラッシュカードで学習するメリットは以下の通りです。
フラッシュカードは正しい情報を高スピードでインプットしていきます。
高速で処理する右脳がはたらくので、イメージする記憶の力が高まります。
また幼児にフラッシュカードを用いたところ、集中力が向上したという事例も報告されています。
フラッシュカードは右脳を鍛える効果や瞬時の暗記力、物の名前を覚えることにも有効だが、それにプラスして集中力も養えることが分かった。
参考文献:フラッシュカードを用いた集中力について
日常生活で学べないことも、フラッシュカードに取り入れて学べるのも魅力的ですね。
お子さんの興味がありそうな分野から始めて、様々な学習を取り入れていきましょう!
フラッシュカードを効果的に使う5つのコツ
フラッシュカードを正しく取り入れるコツ・注意点をお伝えします。
1.一定のスピードを保つ
フラッシュカードをめくる目安は1枚1秒以内とされています。
速くめくると左脳ではなく、右脳で処理されるからです。
ただ速くめくれば良いということでもありません、リズムよく、一定のスピードで実施することが大切です。
2.毎日継続する
一度に大量のカードを見せると、お子さんだけでなくカードをめくるお母さん、お父さんも疲れてしまいます。
繰り返し学習することで記憶の定着化につながります。
毎日短時間でも良いので、細く長く続けることを心がけましょう。
3.お子さんの機嫌を見て無理強いはしない
不機嫌なお子さんに無理やり見せても良い効果は得られません。
ソッポを向くお子さんを見て、お母さん、お父さんがイライラしてしまったらそれもよくありませんね。
お子さんがご機嫌に過ごしていて、眠くなくお腹もすいていない時に実行しましょう。
4.遊び・日常生活での学びも大事に
見て、聞いて学習するフラッシュカードですが、五感を刺激することも大事です。
触れたり、匂いを嗅いだりと五感で学んだものはより鮮明に記憶されます。
日常生活や遊びの場面で学ぶことを意識しましょう。
5.親子のコミュニケーションを楽しむ
フラッシュカードは学習として取り入れられがちですが、お子さんとの貴重なコミュニケーションツールになります。
お子さんはカードの情報だけでなくお母さん、お父さんの表情をよく見ています。
お母さん自身が楽しんでいるとお子さんにも伝わりますので、是非お子さんとのやりとりを楽しんでくださいね。
フラッシュカードで学習する方法は
フラッシュカードの主な学習方法をピックアップしています。
手作りする
お子さんが関心のあるものを手書きで作成していきます。
写真やイラストなど貼り付けたり、描いたりしてお子さん専用に作成します。
気になる点としては作業時間がかかり、お子さんの成長に合わせて作り直す必要があることです。
なかなか時間が割けない場合は、すでに作成されているものを使用しましょう。
市販のフラッシュカードを使う
0歳の赤ちゃんから使えるフラッシュカードが販売されています。
月齢に合わせたもので作られていて、赤ちゃんの興味を引くテイストで作られています。
カードを作成する手間は省けますが、カードをめくる練習をする必要があります。
また、かさばったり、使える時期が限られていたりと気になる点もあります。
言葉を豊かに育てるフラッシュカード かな絵ちゃんB
アプリで学習する
お子さん専用のカードを絵や文字を取り込んで作成できて、自動でカードをめくる機能がついているアプリが便利です。
お子さんの機嫌が良い時に、場所を問わずに学習できるのが大きなメリットです。
また赤ちゃんの時だけでなく、大きくなってからも学習のツールとして活かせます。
スマホを触らせるのは気になるという人は、時間を決めて、まずは短時間でお子さんが興味をもつか試してみるのが良いですね。
フラッシュカードを再現できて、大きくなってからも使用できるアプリをご紹介します。
0歳の赤ちゃんにもおすすめ!成長に合わせてずっと使える学習アプリは?
マナビティ単語帳は「文字」や「画像」などを取り込んでオリジナルフラッシュカードを作成し、暗記することに特化したアプリで、基本操作は無料です。
プレミアムプラン(月額600円)では「自動めくり機能」があり、最速スピードでカードを自動再生でき、フラッシュカードの再現が可能です。
・お子さんのオリジナルカードが作れる
・カードは再生ボタンを押せば自動で再生
・好きな場所・時間に学習できる
・お子さんが成長しても学習アプリとして長く活用できる
カードを作るのはとても簡単で、一度カードを作成してしまえば、あとは好きなタイミング・場所で実施するだけ。
お子さんの成長に合わせてフラッシュカードを作成でき、大きくなってからも学習アプリとして役立ちます。
フラッシュカードは0歳の赤ちゃんに効果的か
フラッシュカードは右脳を活性化させるはたらきがあり、吸収力の高い赤ちゃんに取り入れることで学習能力・創造性を高めることにつながります。
ただフラッシュカードは一定の速さでめくる、お子さんの興味を引くカードを選ぶなど注意点も。
フラッシュカードを簡単かつ効果的に試してみるなら「アプリ」がお手軽です。
お子さんだけのオリジナルフラッシュカードが作成でき、赤ちゃんの時だけでなく、成長してからも学習ツールとして役立ちます。